花粉症治療 体験記 第3話「舌下免疫療法はナウシカだった」
前回の記事では、血液検査の結果からスギ花粉アレルギーであったことが判明しました。
というかむしろ、スギ花粉アレルギー以外なにも持ってなかった。
スギ花粉だけぶっちぎり。
スギを愛し、スギに愛された男。
スギ花粉と相思相愛なのは嬉しくないが、これで舌下免疫療法ができる!
、、、ところで、舌下免疫療法ってなんなんでしょう。
どういうものなのかよく知らないまま、ここまできてしまった。
医師に聞いてみると、
『アレルゲンを舌下投与で取り込むことで、制御性T細胞を誘導したり、
抗体プロファイルの変化を促すことができる』
とのこと。
、、、ちょっと何言ってるかわからないです。
同じ日本語を話しているのはわかるけど、意味が絶妙にわからない。
恐らく顔に出ていたのだろう。
先生は、とても簡単に言い換えてくれた。
『要するに、スギ花粉を取り込んで、体を再教育するんだよね』
、、、スギ花粉を!?取り込む!?
ただ空中に舞ってるだけでマシンガンのようにクシャミを連発させてくる、忌まわしきあのスギ花粉を?!
またしても顔に出ていたのだろう。
先生は付け足した。
「あー、いや、スギ花粉って言っても、エキスだから」
「スギ花粉エキスね」
あー、エキスね、ハイハイ。それなら安心。
とはならない。
むしろなんかもっとやばそう。
『エキス』って。
響きが怖い。
エキスってこう、濃縮されてるイメージだから。
スギも濃縮されてそう。
『シジミ100個分のエキス!!』みたいに。
スギ何本分のエキスなんだろう。
そんなもの口にぶち込んだらタダじゃすまない。
でも、よくよく説明を聞いてみると、どうやらそういうことではないらしい。
アレルギー反応が出ないレベルのごく少量のアレルゲン(スギ花粉エキス)を取り込むことで、
体を慣れさせる。
ということらしい。
アレルギーや花粉症というのは、とどのつまり
アレルゲン(花粉)に対して免疫が過剰に反応してしまって辛い
という状態である。
それを、少量ずつ慣れさせることで、
そんなに反応しなくていいんだよ。
これは敵じゃないよ。怖くないよ。
と体に教えてあげる作業が舌下免疫療法なのである。
ナウシカとテト(キツネリス)に似ている。
舌下免疫療法はナウシカとテトの出会いに似ている、と思った。
この例えが正しいのかはわからない。
でもおおよそこのようなイメージでいいんじゃないだろうか。
ナウシカ観たことない人には微塵も伝わらない例えで申し訳ない。
最初は「濃縮スギ花粉エキス直撃療法」のようなおおよそ現代医学とは思えない荒療治に見えていたが、テトを飼い慣らすと思えば随分かわいく思えてきた。
むしろ嚙みつかれない分、テトより楽だ。
さっそくテトを飼い慣らすため花粉症を治すため、薬を処方してもらうことにした。




