経鼻タイプのフルミストとは?注射との違いを解説
10月から開始予定の経鼻タイプインフルエンザワクチン「フルミスト」について、注射との違いや対象年齢などを分かりやすくご紹介します。
季節性インフルエンザの予防接種というと、腕に注射針を刺すタイプを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。近年、経鼻タイプの「フルミスト」という選択肢が国内でも広がりつつあり、厚生クリニックでも10月より接種の取り扱いを開始する予定です。今回は、フルミストの特徴や従来の注射タイプとの違いについて、一般的な情報として分かりやすくご紹介します。
フルミストとは
フルミストは、鼻の中にスプレー状の薬剤を噴霧して接種する経鼻タイプのインフルエンザワクチンです。従来の注射タイプが不活化ワクチンであるのに対し、フルミストは弱毒化した生ワクチンを用いる点が異なります。注射に対する抵抗感がある方や、注射が苦手なお子さん(2歳~18歳)の選択肢の一つとして紹介されることがあります。ただし、どちらのタイプが適しているかは体質や既往歴によって異なるため、接種前に医師へ相談することが大切です。
注射タイプとの違い
フルミストと従来の注射タイプには、いくつかの違いがあります。主な違いを整理すると以下のようになります。
- 接種方法:フルミストは鼻腔への噴霧、注射タイプは腕への皮下・筋肉注射
- ワクチンの種類:フルミストは弱毒生ワクチン、注射タイプは不活化ワクチン
- 体質による制限:喘息やアレルギーの既往がある方など、フルミストの接種が適さない場合があります
- 年齢:フルミストは2歳~18歳が対象
このように、どちらが優れているというものではなく、それぞれ特徴が異なるワクチンです。ご自身やお子さんの体質、年齢、これまでの接種歴などを踏まえて、どちらが適しているかを医師と相談しながら検討することをおすすめします。
接種を検討する際に知っておきたいこと
フルミストは全ての方に接種できるわけではなく、喘息の既往がある方、妊娠中の方、免疫の状態によっては接種を控えるべき場合があります。また、体調や過去のワクチン接種後の反応なども確認したうえで判断する必要があります。接種を希望される場合は、事前に問診や体調確認を行い、医師が総合的に判断いたします。ご自身の判断だけで決めず、必ず医師の診察を受けたうえで接種の可否をご確認ください。
厚生クリニックでの接種について
厚生クリニックでは、東京都墨田区とその周辺にお住まいの方を対象に、外来診療の一環として10月よりフルミストの取り扱いを開始する予定です。従来の注射タイプのインフルエンザワクチンも引き続きご案内しておりますので、注射と経鼻タイプのどちらが適しているか迷われる方は、外来受診の際に医師へご相談ください。
*当院で予防接種をご希望の方は、必ずお電話で予約をお願いいたします*
フルミストは新しい選択肢として注目されていますが、対象年齢や体質による制限があるため、接種を希望される方は事前に医師にご相談いただくことをおすすめします。
